私は５月末から１ヶ月留学体験をさせていただきました。私は以前から留学に興味があり調べてはいましたが、実際行ってみないとわからない、行ってみてよかったというのが今回の感想です。

私が行ったビクトリアという街は、カナダ西海岸に位置し、暖かく花が多いきれいな街です。私は街の名前しか知らなかったのですが、行ってみて自分に合うことがわかりました。私の場合、少し店やエンターテイメントがあるけれどものんびりした雰囲気の場所を希望しており、ビクトリアはぴったりでした。海に囲まれた街にはカモメがとびかい、人々の歩くスピードは緩やかで、精神的にゆったりした気分ですごすことが出来ました。

学校についても、行ってよかったというのが感想です。私が行ったインリングアビクトリア校は小規模の学校で、自然にみんなと仲良くなれるところがとても良かったです。クラスも時期により変動しますが、最高６人というポリシーがあり、私のクラスは３人でした。学生はもちろん先生と学生の距離も近く、授業中は誰でも発言しやすい雰囲気で、学校の勉強は何をやっても楽しかったです。精神的にもナーバスになりかけることがありましたが、学校のみんなのおかげでさびしい気持ちにはなりませんでした。

ホームステイについても、カナダは家庭が多種多様で興味深かったです。私のステイ先はイギリス系の独身女性ひとりという家庭でした。女性同士なので恋愛や人生の話などでふたりで盛り上がったり、彼女の家族やパートナーの家に遊びに行ったりして楽しく過ごしました。日本と比べるとカナダの家庭は、人種がさまざまなことに加え、離婚率が高くシングルの人が多い、そういった家庭もパートナーがいたり再婚しているなど、多種多様というのが私の感想です。私はそれぞれ異なる家庭で人々が幸せそうに過ごす場面を見てきて、視野が広がる気がしました。ホームステイだからこそ実感できたことですね。

とにかく何においても、体験が何よりも大事だと私は思います。私は留学に興味がありましたが、学校も街もどこがよいか迷っていました。実際行ってみると、何が自分に合うのか、合わないのかということがしっかり確認できました。私の場合街も学校もぴったりでしたが、合わなかったとしてもやってみるからこそわかるのだと思います。今回のプログラムは終了しましたが、ビクトリアという街が私の人生の中に刻まれ、私はまたビクトリアで勉強をしたいという気持ちを抱きました。ホームステイ先の家族も慣れて、長期で滞在するよう勧めてくれています。また次にやりたいこととして、ボランティアもするつもりです。それもこれも今回の体験があってこそです。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

 Y.M.