カナダのスポーツといえばなんといってもアイスホッケー。2002年のソルトレーク・シティ冬季オリンピックでは男女揃ってTeam
Canada(チーム・カナダ)が優勝しました。カナダ人はそんなアイスホッケーを「ホッケー」と呼びます。寒い北米の冬を熱くしてくれるのはNational
Hockey League (NHL)のゲーム。NHLの30チーム中、カナダ出身の選手はその半分の52.1%を占めます。この数字を見ると、ホッケーがカナダ人にとってどれだけ大切かがわかるでしょう。カナダには、バンクーバー・カナックス、トロント・メープルリーフス、オタワ・セネターズ、モントリオール・カナディアンズという強豪4チームがあります。
またメジャーリーグ野球では80年代にワールドシリーズを2年連続で制覇したトロント・ブルー・ジェイズ(トロント)と、モントリオール・エキスポズ(モントリオール)があります。
さらにカナダが世界に誇るトップレベルのスポーツとして、ラクロス、フィギュアスケート、スキー、スノーボード、カーリング、シンクロナイズドスイミング、女子サッカーなどがあります。
カナダ留学生活活用術
成功する留学生活を送るためには、勉強ばかりでは楽しくありません。カナディアンライフをフルに生かして、思いでに残る留学生活を送るためには、前述したカナダのカルチャーやスポーツを利用して楽しく過ごしましょう。
カナダといえば、その壮大な「大自然」がまず最初に思い浮かぶのではないでしょうか?また、カナダ留学を選ぶのはそんな自然に魅せられてだからではないでしょうか?それではその溢れる自然を多いに利用しようではないですか!
カナダでの留学生活はどこにいても山、海、湖、平原のどれか一つ(または2つ、もしくはすべて!)に必ず容易にアクセスできます。都市部の楽しみ方も盛りだくさん!
山:スキー、スノーボード、ハイキング、クロスカントリー、マウンテンバイク
スキー・スノーボード:代表的なのはBC州のウィスラーとロッキー山脈(BC州・アルバータ州)、東部ではケベックのモント・トレブランなど。また、ローカルの山も見逃せません。バンクーバー北部のノース・バンクーバーには、Seymour山、Cypress山、Grouse山の3つのスキー場があります。すべての山にはダウンタウンから30分でアクセスできます。なので授業が終わってからスキーやボードを抱えて滑りに行くことができます。また、このような山では割安なシーズンパスや、夜間割引リフト券、リフト券とスキー/スノーボード教室が一緒になったお得な割引券などが出ているので、見逃すわけにはいきません。そして、週末はスケールの大きな山で颯爽と滑ってみてください。
ハイキング:ハイキングの好きなカナダ人は週末や休暇を使ってハイキングに出かけます。山登りのトレイルや平地を歩くトレイルなど、所用時間と難易度も様々です。その地域ごとにハイキングルートの本も出ているので、いろんなトレイルを制覇してみるのも楽しいことです。ルートによってハッとするような美しい景色に出会ったり、リスやビーバーなどカナダならではのナチュラル・ライフと出会えます。グループでランチを持って出かけて、ちょっとしたピクニックをするのも楽しみのひとつ。
バンクーバー地域では、グラウス・グラインド(Grouse Grind)がここ数年トレンドとなっています。また、普通のハイキングでは物足りない上級ハイカーやゆっくり時間をかけて自然に親しみたいハイカーには、バンクーバー島のウエスト・コースト・トレイル(West
Coast Trail)をお薦めします。
グラウス・グラインド:グラウス山を登るこのハイキング、ルートは3キロ弱ですが、標高差は853メートル。体力のあるよほど鍛えた人であれば40分前後で、ほどほどに体力のある人であれば1時間前後で頂上に到着します。ハイキング自体は過酷ですが、頂上からバンクーバー市街の眺めはワンダフル!また、頂上にはレストランやカフェがあるので、爽快な汗を美味しい食べ物やビールが補ってくれます。帰りはゴンドラで美しい景色を見下ろしながら下山できます。グラウス・グラインドはヘルシー志向の強いバンクーバッ子に大人気!夏の間、数ヶ月しかオープンしていませんが、毎日多くの人々が挑戦しています。仕事帰り、学校帰りに挑戦したり、週に1度のエクササイズとして週末に登ってみるのもいいでしょう。登山中カナディアンと出会ったら気軽に「ハイ!」と声をかけてみてください。
ウエスト・コースト・トレイル:バンクーバー島北西部の沿岸75キロを歩くハイキング。手つかずのビーチでクジラやアザラシに出くわしたり、広大な雨林の自然の中をハイキングしながら夜はキャンプ。所用日数5‐7日。カナダで本当の自然に触れたいアドベンチャー志向の人にはお薦め!
海:カヌー・カヤック、セーリング、ドラゴンボート、水泳、スキューバダイビング、釣り、キャンプ、ホエール・ウォッチング
カヌー・カヤック:カナダの代表的なウォータースポーツ。趣味でもできますし、競技スポーツとしてトレーニングに励むこともできます。カヌーやカヤックは持っていなくてもレンタルができます。また、初心者は講習も受けられます。
ドラゴンボート:近年カナダで人気急騰のチームスポーツ。古代中国で生まれた手漕ぎボートの競争。漕ぎ手は20名で、舵取り1名、太鼓叩き1名の合計23人乗りの細長いボートで早さを競います。トロント、モントリオール、バンクーバー、オタワなどで、夏に150チーム前後が参加して熱いレースが繰り広げられます。最近では中都市でもチームや大会が誕生。健康的なスポーツに加え、カナダ人と知り合える楽しいスポーツ。
キャンプ:多くのカナダ人は夏をキャンプで楽しみます。カナダには、ロケーション、種類も様々なキャンプ場が数えきれないくらいあります。私営のキャンプ場もありますし、州立公園(Provincial
Park)のキャンプ場もあります。インターネットやキャンプガイドで国内のキャンプ場の詳しいことがわかります。
湖:カヌー・カヤック、セーリング、ドラゴンボート、水泳、釣り、キャンプ
平原:乗馬、キャンプ、サイクリング、ローラーブレード
都市部:サイクリング、ローラーブレード、散歩、ショッピング、ナイトクラブ、レストラン、映画、コンサート、エキサイティングなフェスティバル、ミュージカル、フィールドホッケー、テニス、アルティメイト・フリスビー、カルチャー講座、野球・ホッケー・バスケットボール・フットボール観戦、バレエ、サーカスなど。
フェスティバル:以下は、カナダの代表的なフェスティバル
キャラバン: コスモポリタン都市トロントの多文化を祝う祭典。約200万人を動員し、6月下旬、陽気なビートが1週間続きます。各国がパビリオンやショーを披露。(トロント)
フリンジ・フェスティバル: 芝居、寸劇、コメディなど多彩なパフォーマンスを、北米や世界各地のアーティストが競います。(トロント、モントリオール、エドモントン、オタワ、バンクーバー、ビクトリアなど)
ジャズ・フェスティバル: ジャズの祭典。大物ジャズシンガーも参加します。モントリオール・フェスティバルが特に有名。(トロント、モントリオール、バンクーバーなど)
国際映画祭: 世界中の映画が出展されるフェスティバル。世界、または北米プレミア作品が出展されます。2003年トロントフェスティバルでは「座頭市」が観客賞を受賞。(トロント、モントリオール、バンクーバーなど)
チューリップ・フェスティバル: 首都オタワで開かれる美しいチューリップのフェスティバル(オタワ)
国際フォーク・フェスティバル: 世界中のシンガーが集う音楽祭。夏のカナダの代表的な都市フェスティバルのひとつ。(トロント、バンクーバーなど)
カルガリー・スタンピード: カナダ最大のカウボーイとロデオのフェスティバル。開期中はカルガリー中がカウボーイハットやカウボーイブーツを身につけた人々でにぎわいます。2004年は7月9日〜18日まで開催。(カルガリー)
ケベック・ウインター・カーニバル: 世界最大の冬祭り。ピエロ、ミュージシャン、パフォーマーなどが繰り広げる夜のパレードや国際雪像コンテスト、カヌーレース、犬ぞリ競争など、17日間にわたり多彩なイベントが繰り広げられます。2004年50回目を迎えるこの祭典は、1月30日〜2月15日まで。(ケベック・シティ)
アルティメイト・フリスビー:都市部の若者やヤッピー達に人気のスポーツ。ボールを蹴ってゴールするスポーツがサッカーであれば、アルティメイトはフリスビーを使ったサッカー編と例えればいいのでしょうか…。1チーム7名の男女が選手交代を含めて約1時間半、フィールドを駆け抜けます。
野球・ホッケー・バスケットボール・フットボール観戦:
トロント・ブルー・ジェイズ(メジャーリーグ:トロント)
モントリオール・エキスポズ(メジャーリーグ:モントリオール)
バンクーバー・カナックス(NHL:バンクーバー)
トロント・メープル・リーフス(NHL:トロント)
オタワ・セネターズ(NHL:オタワ)
モントリオール・カナディアンズ(NHL:モントリオール)
トロント・ラプターズ(NBA:トロント)
カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)は、西地区と東地区で全9チーム。
バレエ・サーカス:
ロイヤル・ウィニペグ・バレエ(マニトバ)、国立バレエ(オタワ)など。
シルク・ドュ・ソレイユ(Cirque du Soleil)‐日本でもサルティンバンコのツアーで人気を高め、世界各地でショーを展開するサーキ。従来のサーカスとは異なる、幻想的で完成度の高い素晴らしいサーカスは世界各地に根強いファンを持ちます。(モントリオール)
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